飯テロマンガから、人気ドラマにもなった「きのう何食べた?」の美味しそうなお料理たち。
シロさんが作る数々のレシピはたくさんの人々を魅了し、食べてみたい!と思うことも多いですよね!
この記事では、そんな「何食べ」 20巻 #157.に登場するケンジの「ぶりしゃぶ」の作り方を写真付きで詳しくご紹介していきます!
ぶりしゃぶの2人分の材料をご紹介!
ブリの下処理
・イナダ…ぶりの幼魚 300g≒サク3本 (ぶり 300g)
・塩 小さじ2/3
・酒 大さじ3
具材
・水菜 1袋
・白菜 3枚 (2~3枚)
・長ねぎ 1本
・大根 10cm≒1/3本 (20cm≒2/3本)
・にんじん 小1本 (1本)
・えのき 1袋
・しいたけ 6こ
・豆腐 1/2丁
しゃぶしゃぶつゆ
・水 200㏄
・酒 200㏄
・だし昆布 1枚
・白だし 40㏄
つけだれ
・ポン酢 大さじ4
・めんつゆ 大さじ2
・ゆずこしょう チューブ2cm
〆の卵雑炊
・水 200㏄
・冷やごはん 240g
・卵 2こ
・冷凍きざみねぎ 大さじ2 ≒万能ねぎ 1本分
必要な調理器具
・キッチンペーパー
・ピーラー
( )は原作で出てきた具材です。
なお原作になかった分量は、作ってみて美味しかった分量で補足してご紹介しています。
作り方では詳しく書かれていない工程も、追記補足&作りやすい順序で紹介していきます!
ぶりしゃぶの作り方を34枚の画像で徹底解説!
0.本記事ではブリの代わりに、ブリの幼魚であるイナダを使っています。
なお、300gの目安は約3サク分です。
1.ブリの臭みを取るための下処理をする。(約1時間)
ブリのサクについた水分や血を、キッチンペーパーでしっかりとふき取る。
2.ブリの水分をふき取ったら、3サクに対して塩小さじ2/3をまぶす。
3.まぶした塩をブリにすりこむようにしてのばす。
4.ブリに塩をすりこんだら、酒大さじ3をまぶす。
5.酒にブリをひたしたら、ラップをかけて冷蔵庫で1時間ほどねかす。
6.ブリを寝かせている間に、他の具材の準備とつゆを用意する。
水菜1袋は根を落として水洗いし、4cmのざく切りにする。
7.白菜3枚は1cm幅の太めのせん切りにする。
以降、切った具材はバットや大皿に盛りつけていきましょう。
8.えのき1袋は石づきを落とし、食べやすい大きさにほぐしておく。
9.しいたけは石づきを取りのぞいて、半分の食べやすい大きさに切る。
小さめのしいたけなら、半分にせずにそのままでもOK。
10.長ねぎ1本は根元を落として、うすいななめ切りにする。
11.豆腐1/2丁は、6等分の食べやすい大きさに切り分ける。
残り半分は水に浸して冷蔵庫で保管し、別のお料理で使いました。
12.大根10cm(1/3本)は、ピーラーで皮をむく。
原作では大根20cm(2/3本)を使っていましたが、1/3本でも十分な量でした。
13.大根は皮をむいたらたて半分に切り、ピーラーで身をむいてひらひらにする。
四面を順番にピーラーでむくとむきやすいです。
大根が小さくなってきたら、まな板の上にのせてピーラーを使うと安定します。
ピーラーでむけないぐらい小さくなったら、包丁でうす切りにしましょう。
14.にんじんも大根と同じように、両端をおとしてピーラーで皮むきする。
15.にんじんの皮をむいたら、たて半分に切ってピーラーで身をむいてひらひらにする。
にんじんも大根同様に、まな板の上にのせると安定してピーラーでむきやすいです。
小さくなってピーラーが使えなくなった最後は、包丁でうすく切りましょう。
具材の準備が整いました!
次は鍋つゆとつけダレの用意をしましょう。
16.土鍋に、水200㏄、酒200㏄、だし昆布1枚を入れる。
17.土鍋を中火にかけてひと煮立ちさせ、だしが沸いたら昆布を取り出す。
土鍋は保温性が高く湯が沸くと一気にふきこぼれるため、中火であたためましょう。
18.昆布を取り出したら白だし40㏄を鍋に加え、中火でひと煮立ちさせる。
19.鍋つゆの準備ができたら、つけダレを作る。
深めの器に、1人分につきポン酢大さじ2、めんつゆ大さじ1を加えて混ぜ合わせる。
20.器のふちに、ゆずコショウを小指の爪ほど添える。
具材・鍋つゆ・つけダレができる頃には、ブリを寝かしてちょうど1時間くらいになります。
1時間ほど寝かせたブリがこちら!
酒の色が少しにごっているのが確認できます。
21.1時間ねかせたブリを、水洗いして臭みを取りのぞく。
22.水洗いしたブリは、キッチンペーパーでしっかりと水気をふきとる。
23.ブリの水気をふきとったら、なるべく表面積が広くなるよう厚み4mmを目安にななめに包丁を入れる。
切っていくと魚の脂で切れ味が悪くなってくるので、ぬらしたキッチンペーパーでこまめに包丁についた脂をふき取りましょう。
切ったブリをお皿に盛りつける。
初めてサクから魚を切ったので5分以上かかってしまいましたが、なんとか切り終わりました!
盛りつけたものをテーブルに並べ、お鍋の準備がととのいました!
では早速、お鍋を始めましょう!
24.まず、火の通りにくい白菜、しいたけ、えのきを鍋に入れる。
25.長ねぎも鍋に加えて、ふたをして弱火で3分煮る。
筆者は長ねぎはくたくた派なので、先入れしています。
26.弱火で3分煮たら、残りの具材の大根、にんじん、豆腐、水菜を半分ずつ加えて、弱火で5分煮る。
27.具材に火が入ったら、弱火のままぶりをしゃぶしゃぶして召し上がれ!
シメのぶりしゃぶ卵雑炊の作り方を8枚の画像で徹底解説!
本記事では、前日の夕飯にブリを食べきり、残った鍋具材とつけダレを残して、翌日の朝に卵おじやにしました。
1.鍋の残りに、お湯200cc、鍋のつけダレの残りを加えて、中火でひと煮立ちさせる。
本記事の場合は鍋つゆがかなり少なかったため、お湯を追加しています。
残った鍋つゆの量で、お湯の量は調整してみてください。
写真の鍋ぐらいの量の水気があればOKです。
2.鍋つゆがひと煮立ちしたら、冷やごはん240gを加えてお玉でほぐし、弱火で2分煮る。
ごはんを加えるとつゆを吸って一気に汁気がなくなるため、なべ底が焦げないように必ず弱火で!
3.ごはんとつゆがなじんできたら、とき卵2こ分をまわしかける。
4.卵を加えたら冷凍きざみねぎを大さじ2加える。
生の万能ねぎを使う場合は、小口切りにした1本分を仕上げに散らしてもOK!
5.すべての具材を加えたら、ふたをして弱火で3分蒸し煮にして卵をかためる。
弱火でふたをし3分ほど煮たものがこちら!
卵の固まり具合はお好みのタイミングでふたをあけ、火を止めましょう。
卵雑炊の完成!
土鍋は保温性がたかいため、火を止めても卵がかたまり続けるので気持ち早めに火を止めると◎
味がうすい時は、しょうゆより塩で調整するとおいしいです。
ぶりしゃぶの調理時間は1時間40分でした!
ただし、こちらは写真を撮っていた時間が余分にがかかっています。
手慣れてくれば、調理時間は1時間30分ほどで完成するお手軽料理と言えるでしょう!
そして、ケンジのぶりしゃぶがついた本日の献立はこのようになりました!
◆Today’s menu◆
・ぶりしゃぶ
・〆の卵雑炊
・缶ビール
ぶりしゃぶは卵雑炊まで楽しめる冬の新定番な鍋レシピ!
ぶりしゃぶなるものを人生で初めてつくり、人生で初めて食べてみたのですが…
これめっちゃおいしいです…!!
本記事ではブリが手に入らなかったのでぶりの幼魚であるイナダで作ってみたんですが、上品な脂を感じるあっさり目でペロリと完食。
魚は原作にもあるようにレアよりミディアムの方がおいしく感じられ、シロさんの言うよう5~6しゃぶがベストでした。
なおイナダは、1匹が税抜698円という破格で売っていたので丸ごとさばいてサクにしてもらい、3本はしゃぶしゃぶ、1本はお刺身でいただきました。
鮮度も良かったためブリほど臭みは感じませんでしたが、刺身にしたイナダと下処理をしたイナダでは鍋に入れたときの脂の出方がかなり違いました。
刺身の方は魚の脂が一気に鍋つゆに広がったので、臭みをとるための下処理はかなり大事ですね。
また、下処理をすることで臭みと一緒に水分がぬけるため、鍋つゆのだしの旨味が魚になじみやすくなりました。
お野菜も具沢山で大満足です!
特に大根とにんじんはピーラーでひらひらにする作業がかなり手間ではありますが、火が入りやすく最後まで歯ごたえがたのしめるのでおススメ。
手作りのつけダレはかなり濃いめなので、具材を浸すというよりちょんちょんとタレにくぐらす位がちょうどいいです。
〆の卵雑炊は、具材の旨味をたっぷりと吸ってこれまた絶品!
夕飯ではしゃぶしゃぶだけでおなかいっぱいになってしまったため翌日に回しましたが、朝ごはんとしてもやさしい味つけで汁一滴残すことなく完食しました。
作ってみて感じたのは、原作分量は2人分としてはかなり多いです。
50歳を超えるシロさんとケンジが鍋を食べきり、シメのおじやまでたどりつくのはなかなかすごい…
実際に2人分でシメまで食べきるのであれば、半量ぐらいでも十分ですね。
寒い冬にあったかいしゃぶしゃぶで身体をあたためつつ、ビールをグイっと飲むしあわせ!
ぜひあなたもお試しあれ!
ぶりしゃぶの原作の献立はこちら!
原作で作られている献立の詳しい記事はこちらの #157. にてご紹介しています!
きのう何食べた?20巻で紹介しているレシピの一覧が気になる方は、下記よりどうぞご覧ください!
ぶりしゃぶの2人分の材料費は税抜1394円でした
材料費の内訳は上記のとおりです。
ぶりしゃぶの作り方のまとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、「何食べ」20巻 #157.に登場する「ぶりしゃぶ」の作り方を、写真付きでご紹介いたしました!
ぜひケンジお手製のぶりしゃぶを、あなた自身で味わってみてくださいね!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
何食べに登場した鍋レシピをまとめたこちらの記事も要チェック!
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