皆さんこんにちは!matutikaです。
昨年の健康診断で子宮頸がん検診を受けたところ、再検査になりました。
あれから間もなく一年を迎えようとしている今、私の現状をお伝えすべく今回はブログにまとめました。
では早速経緯を説明していこうと思います。
健康診断で婦人科検診を受診
昨年、2019年4月に会社の健康診断を受診しました。
私の会社は年1回の受診で、行く時期は個人の自由なので私は毎年4月頃に受けています。
また、女性は婦人科検診である「子宮頸がん検診」か「乳がん検診(マンモグラフィーor乳房超音波)」のどちらかを無料オプションでつけることができます。
私は一年おきに子宮頸がん検診と乳がん検診を交互に受診。
昨年は「子宮頸がん検診」の年でした。
「子宮頸がん検診」自体はこれが初めての受診ではありません。
以前の会社では婦人科検診は含まれていなかったのですが、自治体で行っている検診案内を見て個人的に受けていました。
住んでいる街によって詳細は異なると思います。
が、私の場合は
二十歳以上、二年に一度の受診を700円で受けられる
というチラシがポストに入っているのを見て
検査料、意外と安いし、せっかくの機会だから行ってみっか!
となったのが最初です。
子宮頸がん検診、そして子宮頸がんとは?
そもそも子宮頸がん検診ってなに?
女性特有のがんである「子宮頸がん」
そのリスクの発見を目的とする検査の総称です。
じゃあ子宮頸がんってなに?
子宮頸部の入り口である外子宮口のあたりに発生するがんのこと。
かわって、子宮体がんは子宮内膜から発生するがんのこと。
子宮内膜がんとも呼ばれており、50~60歳代の女性が最も多いです。
子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papilloma Virus)の感染が関連しています。
HPVという名称は聞いたことがある方も多いのでないでしょうか?
HPV感染者の殆どは一過性の感染のため、2~3年以内に自然消滅します。
しかしながら、ごく一部で 感染が持続 し、数年~数十年をかけて前がん病変(異型性)を経て、子宮頸がんへと変わってしまうことも。
なお、軽度の前がん病変の八割はがんに進展せず、一部は自然に消えてなくなるそうです。
子宮頸がんに罹患する人は、30~40歳代の女性で近年増加傾向にあります。
まだ子宮頚がん検診を受診したことがない方は、この機に是非行ってみてください。
そして、下記の症状がみられる方は検診を受診するより先に、医療機関を受診を!
・月経(生理)以外に出血がある
・閉経したのに出血があるなどの不正出血がある
・月経が不規則
検査方法
婦人科検診に抵抗を持つ人はかなり多くいると思います。
ましてや初めて受ける時は何をするかもわからないし、不安が募りますよね?
どんな検査をするのか気になる方も多いと思うので、ここでざっくり説明しましょう。
問診
問診表の記入、もしくは下記の質問がされます。
・月経周期
・直近の月経の様子
・生理痛の有無
・月経血の量
・妊娠歴
・閉経した年齢
初めて受診する方はこれらの質問に答えられるようにしておきましょう。
視診
内診台に乗って視診を受けます。
内診台とは上記の絵のような椅子です。
下半身の衣類を全て脱いで椅子に腰かけると、お医者様がいるカーテンがかかった方向に椅子が回転しながら上へあがります。
それと同時に足をのせてる部分が開いていき、視診が可能になるという仕様です。
正直初めて受診したときは普通に 恥ずかしい!
でもまぁ慣れます。
私が今まで診察を受けた先生は健康診断は女医さん、病院はおじいちゃん先生でした。
抵抗がある方は、事前に女医さんが在中している病院を探しておくことをお勧めします。
検査内容は膣内に膣鏡と言われる器具を挿入し、子宮頸部を観察するというもの。
おりものの状態、炎症の有無を目で確認します。
細胞診
そしてここからが問題なんです。
膣内にブラシやヘラなどを入れて子宮頸部を優しくこすり、細胞を採取する細胞診。
取られた細胞は検査に出されて、一週間ほどで結果を聞きに再院するのですが…。
いろんな病院やサイトで見るのが
ほとんど痛みは無く、短時間で終わる
という案内。
でも私は正直に言うぞ。
痛ぇわ!
すっごく痛いわけでは決してない。でも、
う゛っ…
って声漏らすくらいには痛い。
というか、ブラシ入れる時ぐらい一声かけてくれ。
びっくらこいちゃうから!
たまたま私の行ってるところが痛いのか、私が痛みに弱いのか…
いや…おじいちゃん先生力強くないっすか…?
もっとやさしくしろよぉ…(切実)
そんな個人的な愚痴はさておき…
検診に抵抗がある方に追い打ちをかけるようになってしまうのが心苦しいですが、多少の痛みは覚悟の上で行った方がいいと思います。
内部の細胞ぐりぐり採るわけですから、不快感は勿論あるよね。
痛くなかったらラッキーぐらいの気持ちで私は内診台に上がります。
リラックスしていると多少痛みは和らぐとも聞きますが、そんな状況でリラックス等できるわけがない。
時間は多分5分もかかってないと思います。
はよ!おわれー!
とは常に思ってますが…。
細胞が取れたら膣内を軽く洗浄、タンポンを入れられて検査終了です。
そして、私が通院しているところでは、帰りに注意書きの文書を渡されます。
書かれているのはこんな内容
・3時間後にタンポンをとるのを忘れずに
・今日は湯船つからないでシャワーだけにしてね
・性交渉は一週間もたないように
・検査後に出血が生理二日目以上に多い時、38℃以上の発熱があったら婦人科来てね
私の場合は検査後大体出血します。(少量ね)
でも、タンポンをとるころにはおさまってるので特に再院はしていません。
検査後に痛みはないので、日常生活に支障が出ることはまずないといっていいでしょう。
検査疲れでぐったりはしていますが…
検査結果がASC-USだった
そんなこんなで、無事検査が終了。
5月に健康診断結果が届き中を見てみると「ASC-US」の文字。
!?なにこれ??
総合判定は…
D!?
毎年Bだったので、突然のDに驚きを隠せませんでした。
しかも再検査してこいって…
不安に駆られた私は「ASC-US」の文字を思わず検索。
すると目につくのは「がん」の文字。
不安を抱えながらかかりつけの産婦人科へ行ったのは5月の末頃。
健康診断の結果を見せて、事情を説明し、細胞診の再検査。
一週間後の結果はやはり「ASC-US」で変わらず。
自分の所では簡易的な検査しかできないから、招待状を持ってでかい病院へ行けという話に。
え、え、え。
やっぱりヤバいの?これ?
ASC-USとは?
というわけで先生に聞きました。
「ASC-US」ってなんですか?
私はヤバい状況なんですか?
「ASC-US」という検査結果は、細胞の形は正常とは言えない。
でも、子宮頸部異形成であるともいいきれない。
という状態のことを指すそうです。
端的に言えば、あやしいけどまだわからん!ってことだ。
子宮頸部の細胞はがん化するまでに少しずつ形を変えていきます。
その初期の段階は非常にわかりにくいそうです。
子宮頸部は局所的な炎症を起こしやすい部位。
炎症した子宮頸部の細胞も少し形を変えるのです。
細胞の形が変わっている原因が、炎症なのか、がん化する過程なのか、区別が難しい場合にこの「ASC-US」が用いられるとのこと。
ハイリスクHPV検査
「ASC-US」という変わらぬ事実を持って、6月中旬にやってきたのは総合病院。
こちらで「ASC-US」が、がん化する初期段階の細胞か、それとも単なる炎症なのかをはっきりさせる為の「リスク判定」をする検査を受けることになりました。
その名も「ハイリスクHPV検査」
この検査がかかりつけの産婦人科ではできなかったので、精密検査を行っている総合病院を紹介されてわけですね。
ではこちらはどんな検査なのか?
基本的にされることは細胞診と変わりないです。
検査結果で分かることは、HPVに感染しているかどうか?
そしてその結果はこのようにクラス分類されています。
※CIN cervical intraepitheral neoplasm・・・子宮頸部上皮内病変の略称
分類
CIN1 軽度異形成 軽度の異常細胞が上皮層の下1/3にある状態 CIN2 中等度異形成 中等度に異常細胞が上皮層の下2/3にある状態 CIN3 高度異形成 高度な異常細胞が上皮層の上1/3にまで及ぶ状態 上皮内癌 癌細胞が上皮内の全層に及ぶ状態 引用:Medical Note
黄色い○が、がん細胞。
これが増えていってしまうと、がん発症というわけです。
私の検査結果は「CIN1」軽度異型性でした。
先生のお話はまとめるとこんな感じ。
確かに異型性の細胞はある。
でもこの細胞は時間がたつことで左の正常粘膜に戻ることもあるし、逆に中等度に進行してしまう可能性もある。
あなたが今できることは、3か月後の検診を必ず忘れず来ることだけ。
結論、経過観察。
この数か月間、検査結果に怯え、がんの不安を抱えながら生活してきた私。
「まだ分からない」という結論はなかなかショッキングでした。
不安を抱えたまま9月の再検診。
結果変わらず。
次は半年後とのことで今年2020年3月の再々検診。
結果変わらず。
そして今に至るというわけです。
何年もの付き合いになる
経過観察という検査結果が変わらないもどかしさと不安で、私も今回の件についてはかなり調べました。
しかし本当に最近なんですが、ふっと気持ちが楽になったのです。
色々調べてみると、経過観察は数年~数十年という長い期間で行われるという事。
その間に病変消失することもある。
もし細胞ががん化進行してしまっても、定期的に検診しているから絶対に早期発見できる。
そう考えられるようになったのです。
現在、私の健康状態は超良好です。
強いて言うなれば噛んでしまった所が口内炎になって染みるぐらい…
同区画にウイルス保菌者がいてもうつらない程免疫力はあるのか、熱を出すような風邪はここ数年でもひいていません。
くよくよしていても、焦っていても一日一日は平等に過ぎていきます。
また 半年後の検診 を忘れずに、生きていこうと決心。
最後に
四月になると新生活が始まり、健康診断を受ける方も多いと思います。
緊張の4月をやっと乗り切ったら、5月の健康診断結果で不安に…なんてことが起こることも。
身体の悩みは相談しにくいですし、特に婦人系の病院は初めて行く方はかなり大きな壁を感じますよね。
もしこの記事を読まれている方の中で同じ境遇の方がいて、
その方の不安が少しでも拭えれば幸いです。
今できることは定期検診を忘れず受けにいくことのみ!
結果が良好になるまで、長い目で付き合っていこうと思います。
また何か動きがありましたら、こちらのブログに書き記していこうと考えてます。
次更新する際にはぜひ良い結果でお知らせしたいですね。
そして何度でもいう。
女性は二十歳を超えたら子宮頸がん検診!
安価で検査を受けられる地域はたくさんあります。
勇気を出して是非行ってみてください!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
その後の話、まとめました。
チョコレート嚢胞発見までの話はこちらから読めます!
初めてのMRI体験記はこちらから読めます!
腹腔鏡下手術を受ける入院初日の様子はこちらから読めます!
腹腔鏡下手術を受けた手術当日の様子はこちらから読めます!
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参考サイト一覧
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