朝起きたときや、立ち上がろうとしたときなどに起こるめまい。
そんなめまいがずっと続くとき、病院は何科に行けばいいのか?
この記事では、突如立ち上がれないほどのめまいにおそわれた私が耳鼻科に行って、めまいの種類は回転性めまい、良性発作性頭位めまい症と診断され、回復するまでの体験談をお話しします!
めまいと吐き気が出てからの身体の変化
まず、めまいの症状が出たのが21時頃。
夕食後に食休めをするため布団でゴロゴロしていました。
気持ち悪さも少しあり、食べすぎによるものだと思い横になっていたのです。
すると突然、スマホで文字を読んでいるとピントが合わなくなりました。
さらに気持ち悪くなりそうと思い、文字を読むのはやめて視界をスマホから外します。
すると今度は、天井や壁の一点を見つめているのにも関わらず、左から右へと視界が勝手に動くようになりました。
上を向いてもだめ、左を向いてもだめ、右を向いてもだめ、横になっているのが良くないと思い座ってみてもだめで、症状は何分たっても改善しません。
視界にうつるものがかなり速いスピードで動くので車酔いのような症状がで始め、目をつぶって早めに寝ることに。
しかしながら目をつぶった真っ暗な状態でも、視界が動いているような気持ち悪さを感じました。
起きていても症状はよくならないと思い、なんとかその日は眠ることはできましたが、翌日朝起きてもめまいは治らず。
昨日に比べれば多少はよくなっていたものの、道幅に合わせて歩くことが難しくよくぶつかる、転びやすくなる、階段の上り下りには手すりが必須でした。
また、この日は気持ち悪さとめまいに加えて、頭痛と頭がぼーっとするような重さも感じました。
熱を測っても平熱の36度2分。
気持ち悪さが治まらなかったのでキャベジン(胃腸薬)を飲み、朝食は食べずに出社しました。
午後になるころにはだいぶ症状も落ち着いていましたが、午前中はかなり朦朧としていました。
昼食は油っぽいものを控えて、汁物とごはん、鶏肉のおかずを少々。
食事が普通にとれて、そのころには気持ち悪さはだいぶなくなっていたのがせめてもの救いでした。
17時に終業し、そのまま耳鼻科へ。
帰るころには視界の揺れはだいぶ落ち着いていましたが、頭痛と頭がぼーっとする症状は消えませんでした。
診療後に判明したのですが、これらは回転性めまいの典型的な症状だったのです。
めまいの種類は回転性めまい、診断結果は良性発作性頭位めまい症でした
診察内容 | 診察結果 |
お医者様の左右に動く人差し指を目で追う眼振検査 | 目の動きを確認→焦点の揺れ少しあり |
ゴーグル(眼振計)をつけ、診察椅子を後ろに倒して頭を左右に動かす眼振検査・平衡機能検査 | 目の動きを確認→焦点の揺れ少しあり |
鼓膜の破れを視診 | 鼓膜やぶれなし |
聴力検査(左右で音2種類ずつ) 耳が詰まったと感じたことはあるか?など問診 | 左耳の低音が聞き取りが右耳に比べて少し弱い が特に問題なし |
①~⑤の検査を耳鼻科で順番に行いました。
(診療代は3100円)
私は医者ではないので詳しいことは分かりませんが、以上の検査を行うことで、
・焦点の揺れの症状があるか?
・メニエール病の可能性はあるか?
・脳神経内科にかかる必要があるか?(脳卒中の疑いがあるか?)
などを見ていたようです。
診断の結果、めまいの種類は回転性めまい。
回転性めまいの原因は、良性発作性頭位めまい症(頭位めまい症)によるものでした。
良性発作性頭位めまい症(回転性めまい)の原因は不明、対処法は自然治癒を待つのみ
良性発作性頭位めまい症(頭位めまい症)について、つくば難聴めまいセンターHPに分かりやす説明がありましたので、引用させていただきます。
頭位めまい症は、内耳にある耳石(じせき)がなんらかの原因で剥がれて三半規管に入り込んでしまい、誤ったバランス情報が伝えられるためにめまいが起こります。
耳石が剥がれる原因としては、交通事故などのよる頭部外傷、むち打ち症、慢性中耳炎による内耳炎症、などがあります。
さらに女性は閉経後カルシウムが不足するため耳石がもろくなり、剥がれやすくなるため男性よりも3倍起こりやすいと言われています。
お医者様にずばりめまいの原因と対処法を聞いてみたところ、原因は不明、対処法は自然治癒を待つのみという回答でした。
なんとももやっとする結果でしたが、メニエール病の疑いや、脳梗塞などの疑いはなさそうとのことで、ひとまず安心です。
「聴覚(聞こえ)」と「平衡感覚(バランス)」の情報を電気信号に変えて脳に送る内耳。
そんな内耳の障害で起こる良性発作性頭位めまい症はよくある症状のようです。
幸い私が症状に悩まされたのは数日でしたが、長く続くめまいの症状があったときはまず耳鼻科へ行きましょう。
素人判断ではわからない症状も、お医者様に見てもらい的確な治療方法を示されるのが治癒への近道です!
回転性めまい、良性発作性頭位めまい症で処方されたお薬は2種類
自然治癒を待つのみ、と言われたものの、症状を緩和するお薬はきちんと処方されました。
上記2種類の薬代は660円です。
めまい発症の翌日、来院日の夜はまだめまいはありましたが、薬の効き目か翌日には症状はなくなりました。
では処方された2種類の薬の内容を詳しく紹介していきます。
良性発作性頭位めまい症処方薬①ベタヒスチンメシル酸塩
作用と効果は、内耳の血流を増やし、回転性のめまいを和らげること。
メニエール病、メニエール症候群、眩暈(めまい)症に伴うめまい、めまい感の治療に用いられます。
毎食後に2錠服用、7日分処方されました。
食事を食べ忘れてしまった時でも薬は服用しても大丈夫と薬剤師の方から言われました。
良性発作性頭位めまい症処方薬②メトクロプラミド錠
作用と効果は、中枢の受容体に作用し、消化管運動を促進させて、吐き気を抑えること。
胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胆のう・胆道疾患、腎炎、尿毒症、乳幼児嘔吐などにおける、吐き気・嘔吐・食欲不振・腹部膨満感の治療や、X線検査時のバリウム排泄に用いられます。
毎食前に1錠服用、5日分処方されました。
めまいが出たときの対処方法のまとめ
・症状がでている間に耳鼻科を受診する
・処方された薬をきちんと飲み切る
・診療代と薬代は合わせて3760円
・良性発作性頭位めまい症の原因は不明、自然治癒を待つ
突然のめまいにおそわれたときの対処法と診療についてまとめました。
なお筆者は、10月29日に経過観察のため病院に行き、眼振検査・平衡機能検査の結果、症状が消えたので完治となりました。
はじめての症状にとまどいはつきもの。
この記事が同じようにめまいに悩まれている方の助けになれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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