原作こもとも子のドラマ化もした飯テロ漫画「ごほうびごはん」
登場するグルメは、主人公の咲子が作るものも含めてどれもおいしそうなものばかりです!
この記事では、そんな「ごほうびごはん」9巻#180 断捨離のすすめ に登場する、主任の「自家製鶏ハム」の作り方を写真付きで詳しくご紹介していきます!
自家製鶏ハムの2人分の材料をご紹介!
鶏ハム
・鶏むね肉 1枚
・砂糖 小さじ2
・塩 小さじ1
・黒コショウ 8ふり
調理道具
・キッチンペーパー 4枚
・輪ゴム 2こ
・ラップ 長く大きめが◎
付け合わせ
・レタス 1/8こ…お好みで
・ミニトマト 4こ…お好みで
( )は原作分量です。
なお原作になかった分量は、作ってみておいしかった分量で補足してご紹介しています。
作り方では詳しく書かれていない工程も、追記補足&作りやすい順序で紹介していきます!
自家製鶏ハムの作り方を28枚の画像で徹底解説!
1.鶏むね肉を観音開きにする。
まず、鶏むね肉をたてに置き、中央部に厚さ半分ほどの切り込みを包丁で入れる。
2.切り込みを入れた部分から包丁を入れ、左側にスライドするように横に包丁を入れる。
このとき、むね肉を切り切らないようにして最後の部分はつなげた状態のままにしておく。
3.切り込みを入れた部分を左側に開き、同様に右側にも切り込みを入れて開けば、観音開きの完成。
4.観音開きにした鶏むね肉に、砂糖小さじ1をまぶして広げる。
調味料の「さしすせそ」のとおり、塩よりも先に砂糖をまぶします。
5.砂糖をぬり広げたら、塩小さじ1/2もまぶしてぬり広げる。
塩を砂糖より先に入れると、塩⇒砂糖の順で浸透するため、砂糖が浸透しずらくなりお肉がかたくなってしまいます。
6.表面に砂糖と塩をまぶしたら、裏面も同様に砂糖小さじ1をまぶし広げる。
原作では鶏皮を取りのぞいていましたが、本記事では鶏皮は取らず一緒にいただきます。
油が気になる方は、裏面の砂糖と塩をまぶす前に、とり皮を取りのぞきましょう。
7.砂糖をまぶした後に、塩小さじ1/2もまぶし広げる。
8.塩と砂糖を両面にまぶしたら、鶏むね肉を広げた状態のままピッチリとラップでくるむ。
9.ラップにくるんだ鶏むね肉を液だれ防止ようの深めの皿にのせて、冷蔵庫で2時間寝かせる。
塩をまぶすことで下味をつけ、浸透圧によって鶏の余分な水分を出し、
砂糖をまぶすことで脱水によるパサつきを保水効果で防ぎ、お肉をやわらかくします。
2時間寝かせて、ラップを外したものがこちら。
砂糖と塩をぬったことで、表面がしっとりしているのがわかります。
10.2時間寝かせたら、鶏むね肉にまぶした塩と砂糖を水で洗い流す。
水洗いする「塩抜き」をすることで、浸透圧で内部に入った塩味のムラを均一にすることができます。
塩抜きをすることで余分な塩も落とせるので、仕上がりがしょっぱくなりすぎるのを防ぐこともできます。
11.深めの鍋に水4000㏄を入れてふたをし、強火で沸かしておく。
4000㏄入る鍋がない場合は、なるべく大きめの鍋でたっぷり(鶏むね肉を入れたときに溢れないぐらい)お湯を沸かしましょう。
12.鶏むね肉を水洗いしたら、まな板にのせてキッチンペーパーで水気をしっかりとふき取る。
13.水気をふき取ったら、鶏むね肉を開いた内側の面に黒コショウを全体にまぶす。(約8ふり)
14.まな板を縦方向にして、黒コショウをまぶした面を内側にするようにぐるりと巻く。
15.巻いた鶏むね肉をラップですき間がないようにピッチリとくるむ。
ラップは端をまとめて止めるので、長く大きめのものを使うと◎
このあとラップでくるんだ鶏むね肉をお湯の中に入れるので、水分が入らないようにラップを何枚か重ねて巻くと◎
本記事では小さいサイズのラップしかなかったため、念のため4重にして巻きました。
16.くるんだラップの両端を写真のようにねじる。
17.ねじったラップの根元を、輪ゴムで水が入らないようにピッチリとしばる。
写真のように、二重にしてから巻き付けると強度があがります。
両端を輪ゴムで止めると、キャンディのような形になります。
18.ラップで鶏むね肉をくるみ終わるころには鍋の湯が沸くので、沸騰したお湯にくるんだ鶏むね肉を入れ、30秒強火にかける。
30秒ゆでたものがこちら。
少しすき間があったのかラップ内に気泡が出来ていますが、これぐらいならおいしく作れたのでご安心を!
19.30秒ほどゆでたら火を止めてふたをし、そのまま中のお湯が冷めるまで置いておく。
ゆっくりと時間をかけて冷ますことで低温調理ができます。
低温調理をすることで、鶏むね肉がやわらかくしっとりとした仕上がりになります。
なおこの時にお湯の量が少ないと冷める時間が早くなるため、生だったり食中毒の危険性が出てきたりするので要注意です。
本記事では冷めるのに時間がかかることを見越して、夜に作りひと晩ほどそのまま置いておきました。
本記事の調理時は冬場だったのでそのまま置いていますが、夏場の場合は傷む原因となるので冷めたら冷蔵庫に保管しましょう。
20.完全に鍋の湯が冷めきったら鶏むね肉を取りだしてラップをはずし、1cm幅の食べやすい大きさに食べる分だけ切り分ける。
切ったときに中まで白くなっていれば火が入ったサイン!
赤身がある場合は生で食中毒の危険がありますので、残念ですがフライパンで焼いたりレンジで加熱して完全に火を通して食べるようにしましょう。
12.付け合わせようのレタスはちぎって水洗いし、ミニトマトはへたを取ってお皿に盛りつける。
13.お野菜のとなりに、食べる分だけ切った鶏ハムを盛りつける。
完成!
自家製鶏ハムの調理時間は1日2時間50分でした!
ただし、こちらは写真を撮っていた時間が余分にがかかっています。
またお肉を寝かせる時間をのぞけば、調理作業時間は30分ほどで完成するお料理と言えるでしょう!
そして、主任の自家製鶏ハムがついた本日のお献立はこちらになりました!
◆Today’s menu◆
・主任の自家製鶏ハム
・ごちtabiで買ったコストコで人気のオニオングラタンスープ
・ほうじ茶
自家製鶏ハムはしっとりやわらかで黒コショウが良いアクセント!
鶏むね肉のサラダチキンはよく作っていたのですが、成型して鶏ハムにするのは初挑戦!
基本的な調理方法は同じですが、黒コショウの色が断面についてぐるりと巻かれた鶏ハムは、見た目もよくハム感もバッチリです。
本記事では鶏皮も一緒に作りましたが、皮を取れば脂質も抑えれれてダイエット食にもむいていますね。
あっさりとした鶏ハムというよりは、黒コショウのパンチが効いたおつまみ向きの鶏ハムです。
淡白な味で飽きてしまうことも多いサラダチキンと違って、しっかりと味がするので飽きずに食べられます。
残ったレタスとトマトを、マーガリンをぬった食パンに挟んでサンドイッチにしてもかなりおいしかったですよ!
まとめて作ればおつまみ以外にも、朝ごはんやお弁当で活躍してくれる万能レシピです。
ぜひお試しを!
自家製鶏ハムの原作の献立はこちら!
原作で作られている献立の詳しい記事は #180 にてご紹介しています!
ごほうびごはん9巻で紹介しているお料理の一覧が気になる方は、下記よりどうぞご覧ください!
自家製鶏ハムの作り方のまとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、「ごほうびごはん」9巻#180 断捨離のすすめ に登場する「自家製鶏ハム」の作り方を、写真付きでご紹介いたしました!
ぜひ主任お手製の自家製鶏ハムを、あなた自身で味わってみてくださいね!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
この日の献立の「オニオングラタンスープ」の詳しいレビューはこちらの記事でご紹介中です!
「ごほうびごはん」の全巻料理をまとめた記事はこちらでご紹介しています。
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